コラム

人生をたとえ少しでも豊かにしてくれる「芸術」の魅力

こんにちは。

「芸術」と聞くと何を思い浮かべますか?絵画や写真、映画や音楽などでしょうか。
今挙げたものは全て特殊な手段、形式において美を表現しているという点で、芸術といえるのではないでしょうか。

当たり前のことではありますが、改めてこれらの芸術が私たちの日々を少しでも豊かにしてくれているんじゃないかな、という話について記載したいと思います。

人生をちょっとだけでも豊かにする芸術鑑賞

白い繊維の3つの銀のペイントブラシ

芸術を鑑賞する側に立った時、もちろんその作品を鑑賞することによって得られるものは人それぞれ何かしらあるでしょう。

「アーティストによって描かれたアート作品、撮影された写真、製作された映画」

こうした作品には基本的には何かのメッセージが込められており、鑑賞することによって作品の受取手は、人それぞれ何かしらの感情を抱くでしょう。「何かしらの感情」とは、感動かもしれませんし、元気がでるといった類いのものかもしれません。もしくはネガティブな感情を想起させるようなものかもしれません。

当たり前のことではありますが、これらの感情は芸術作品に触れたからこそ抱いた感情なのであり、このことからも芸術を鑑賞することで少しだとしても、人生は豊かになったと言えるでしょう。

素人が作品をつくる意義

絵筆ロットのメイソンジャー

「芸術の価値」は受け取り手に何かを与えた、という点について度々フォーカスされています。
つまり、鑑賞者の心が動かされるプロの作品には芸術的な価値があるとされ、素人の作品には大した価値がないと、考えられてしまうこともしばしばだということです。

しかし、たとえ素人であろうと、芸術の発信者になる意義は大いにあるでしょう。もちろん作品をつくる上で受取手に対して与える価値は重要ですが、作品を作成する過程において、すでに作り手にとっても価値がある、と個人的には考えています。

例えば、スケッチを行う際や写真を撮る際など、普段私たちが何気なく生活している時と比べて、より日常を注意深くみるようになるでしょう。これは新たな発見へとつながります。

つまり素人である私たちが作品をつくる過程においても、より注意深く日常を見つめ直すきっかけになることで、少なからず人生を豊かにしているという意義があるのです。

実際に写真を撮ると日々が楽しくなった

実際に僕も趣味で写真を撮ることがあります。もちろんプロでもなんでもありません。しかし、カメラを持って外出や旅行に出るようになって、その充実度は段違いに高くなったといえます。

また、「どこかへ行きたい」という気持ちの原動力にすらなっています。

京都の公園でスケッチをする人たち
ニュージーランドの海で駆け回る少年たち
バルセロナのベンチで腰掛けるカップル

これらの景色は何気なく過ごしていると、あっさりと見逃してしまいそうな日常の一コマと言えるでしょう。そんな些細な景色に出会うことができたのも、カメラという趣味のおかげです。

カメラを始めたおかげで、今ではカメラを持ち歩いていない時であっても、日常にある素敵なワンシーンを探すためにいろんなところを見て、考えるようになりました。

せわしなくすぎる日々の中で、私たちの身の回りにちょっとした素敵なことはたくさんあります。こうしたことに少なからず気がつくようになったことで、まさに写真を撮ることで少しでも人生が豊かになったと言えるのではないかと思います。

芸術は少なからず、人生を豊かにする

このように作品を見るだけであっても、それを趣味として作成する側であっても、芸術は人生を豊かにする役割があると言えるでしょう。

個人の感情を揺さぶる芸術作品を鑑賞することはもちろんのこと、私たちが趣味として何かつくる過程にもその魅力は十分にあります。

これを機会に、ぜひ何か新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。