コラム

世界各地の料理を食べている旅好きが集まって、闇鍋をやってみた

こんにちは。

みなさん一度は闇鍋をやってみたいと思ったことはあるのではないでしょうか?

とは言っても、実際に闇鍋をやってみたことがある人って意外と少なかったりすると思います。

そこで今回の記事では、旅先で色んなものを食べている旅好きが集まって、闇鍋を開催した話について書いていきます。

旅人は闇鍋に向いているのではないか説

まず、闇鍋は旅人が非常に向いているのではないか、という説を唱えたいと思っています。

その理由は下記です。

旅先で色んなゲテモノを食べている

旅人に闇鍋耐性があると思う、一番の理由がこれです。

ゲテモノといっても何食べいるのか、というところでしょう。

例えばタイのカオサンロードという、バックパッカー定番のスポットの屋台ではサソリなどが食べ物として売られています。

旅好きはこうしたゲテモノを食した経験を積んでいるので、ある程度のゲテモノは対応可能ではないか、ということです。

ちなみにサソリや虫の味は、「食べられなくはないけど、美味しくはない。」って感じです。

各国のエスニックな料理を食べている

次に挙げられるのは、色んな国の独特な料理やよくわからないスパイスの入った、エスニックな料理を食べているので、それなりに変な味にも対応できるだろうという点です。

有名なタイのパクチーはよくわからない味ですし、インドのカレーも美味しくないものは本当に美味しくないです。

このように各地のエスニックな料理を食べていることから、ある程度の変な味への柔軟性はあるのではないかと思っています。

ある程度の不衛生の経験から、お腹の強さがある説

さらに、特に発展途上国は、日本と比べて衛生管理が全然ゆるいですし、お世辞にも綺麗とは言えない国もたくさんあります。

そんな旅先でたくましく旅しているからこそ、免疫力がついていて、お腹が強くなっているんじゃないかという説です。

つまり、ある程度のレベルまでは、健康に闇鍋がつつける勝算が立つということです。

以上のような理由より、「旅人こそ、闇鍋に向いている」と思いますので、実際に闇鍋をしてみた話を書いていきます。

闇鍋の概要

とまぁ、ここまでで旅人の闇鍋適正がわかったところで

次は今回の闇鍋の概要について、説明していきます。

1.食材は残さない

もちろん、世界中で貧しい国の人たちを目の当たりにしてきているわけですから、食材は責任を持ってきちんと食べます。

完食することは絶対条件です。

2.食材の調達方法はランダムとする

従来の闇鍋ではそれぞれが食材を持ち寄り、鍋に入れるというスタイルですが、今回は2班に分かれて、スーパーでランダムに購入したものを使いました。

具体的にいうと、2班が電話をつなぎ、片方の班がスーパーの中へ買い出しに行き、もう片方の班がスーパーの外から電話越しに、「どの方向へ何歩歩くか、どの棚のどの高さの商品を取るか」を指示します。

もちろん指示している側は中の様子がわからないので、買い出し側がどこにいるのか、何をとったのかはわかりません。

つまり、食材を買えるとも限らないですし、本当に何を食べることになるか不明ということです。

この記事を参考にしました。

3.上限は5000円まで

今回この闇鍋を6人で開催しましたので、予算を5000円までに設定しました。

自宅での鍋というと5000円も使うと超豪華な鍋になること間違い無いので、ワクワクが止まりませんね。

4.買ったものは全て使う

これも当然、入れるものを選択すると美味しいものが出来上がるのは当然ですので、購入したものは全て鍋の中へ投入します。

闇鍋の具材を購入しました

スーパーで闇鍋の具材購入の際の心情はそれぞれでした。

「野菜やお肉、魚はどこのスーパーでも、一番外側のコーナーにあるはず」

「歯磨き粉とか、洗剤は取らないように注意しよう」

「でも鍋の素って、どの辺りのコーナーに置いているのだろうか」

「美味しいお鍋が食べたい(切実)」

とそれぞれいろんな心情です。(普通に鍋が食べたい。)

正直、初めての一人旅の時よりも不安な気持ちが多かったですね!

そんな中、購入できた具材はこちら。

肉に魚にと、美味しそうな具材の数々にテンションが上がります。

それもそのはず、具材を詳しく見てみると

・パプリカ

・肉

・鮭

・カレイ

・もやし炒めの素

・クリームパスタのソース

・ぶり大根の素

・氷1kg

・トマト

・ナス

・野菜ジュース

・たけのこ

・おかき

・ドライマンゴー

と、一部怪しいものはありますが、どれも美味しいものばかり!

これには一同「絶対に美味しい鍋が食べられる」と大盛り上がり。

浮かれポンチのまま、調理へと進んでいきました。

闇鍋開始

そして、興奮冷めやらぬまま闇鍋が開始していきました。

ワクワクが写真にも乗り移ったかのように、ただのたけのことパプリカの写真がめちゃくちゃ映えます。

そして、どんどんテンポよく食材を切って、出汁(野菜ジュース、パスタソース、ぶり大根の素、氷、もやし炒めの素)を投入していきました。

すると鍋の中はこんな感じに。

美味しい具材を入れても、美味しいものができるとは限らない、と言うことをこの時に悟りました。

よく考えると、洗剤や歯磨き粉を回避し、見事食材だけを購入したことで浮かれていましたが、食材にも噛み合わせというものがあるんですよね。

そんな怪しい雲行きの中、恐る恐る鍋を口に運ぶと、「普通にまずい・・・」

その中でも、特にナスは味がよくしみて絶望的にまずいです。この日ほどナスを恨んだ日は、今までも、そしてこれからもないでしょう。

このいろんなものが混ざりに混ざった、そんな汁をこれでもか、というほど吸ってしまっているんですよね、ナス。

ナスが圧倒的にまずいものの、他の食材も決して美味しくはありません。しかし、食材を残すわけにはいかないので、なんとか気合いで完食しました。

完食し終わった鍋の色を見ても、ハードな戦いだったことがわかります。

結論、闇鍋はまずいし、味がしみる食材は論外。

闇鍋まとめ

いかがだったでしょうか。

闇鍋が楽しいのは食べ始めるまでです、食材を買う時、鍋を作るときはめちゃくちゃ楽しいです。

しかし、無作為に食材を入れた料理が美味しいわけがありません。そこだけは気をつけておきましょう。

また、今回闇鍋をして思ったことは

✔️旅好きが闇鍋に向いている、なんてことは決してないです!

✔️食べれないものは絶対入れないようにしましょう。

 

以上のことを注意して、食の旅とも言える、闇鍋に挑戦してみてはいかがですか?