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【3宗教の聖地】独特の雰囲気を漂わせるエルサレム旧市街の治安

エルサレム旧市街の街並み

こんにちは。

エルサレムはイスラエルの中にある都市の1つです。

エルサレムと聞くと、宗教の聖地だとか、治安が悪そうだとか、観光客が気軽には行けないというイメージの方が多いと思います。

日本からだとまだまだ馴染みが多い場所ではないですが、実際に訪れてみるとそんなイメージとはかけ離れていて、ヨーロッパでは人気の観光地だったりするんですよね。

そんなイスラエルのエルサレムですが、実際行ってみて感じた空気感であったり、治安がどうなのか、といったところをご紹介できればと思います。

3宗教の聖地としてのエルサレム旧市街の雰囲気

エルサレム旧市街の街並み

エルサレムはキリスト教、イスラム教、ユダヤ教の3宗教の聖地で、それぞれの宗教の信者が混在しています。

そのため、エルサレムの街の雰囲気は厳粛な聖地のようなものなのかと思っていましたが、観光客で賑わっていて、意外とそこまで厳かな雰囲気ではなかったということにまず驚きました。

それではなぜ各宗教がエルサレムを聖地としているのかというと、下記の理由です。

ユダヤ教

ユダヤ教にとってのエルサレムは信仰を集めていたエルサレム神殿が置かれていた聖地であり、
ユダ王国の首都であった場所でもあります。
そしてエルサレム旧市街に今も残る「嘆きの壁」は聖地であるエルサレム神殿の外壁の一部が残されたものなので、
ユダヤ人にとって嘆きの壁は非常に大切な場所です。

キリスト教

キリスト教にとってのエルサレムは、イエス・キリストが教えを述べ、処刑され、埋葬され、復活したとされる場所です。
実際にキリストが眠るとされるお墓もエルサレム旧市街の聖墳墓教会にあり、私たち観光客でも訪れることが可能になっています。

イスラム教

イスラム教にとってのエルサレムはムハンマドが一夜のうちに昇天する旅を体験した場所とされています。
メッカやメディナに次ぐ、イスラム教徒にとっては第3の聖地として捉えられています。

このような理由で各宗教にとってエルサレムは極めて重要な場所であり続けたため、歴史を見ると何度も宗教的な対立が起きた過去があり、今もなお治安が悪いというイメージが浸透しているのではないかと思いました。

そんなエルサレムですが、実際に行ってみて宗教対立のような雰囲気は特にありませんでした。また、「ユダヤ人居住区」や「キリスト教地区」、「イスラム教徒の居住区」など、エルサレムの中でエリア分けされており、他教徒同士で揉めそうな雰囲気は特に感じられませんでした。

エルサレム旧市街の治安を守る、イスラエル軍の人たち

エルサレムの街を歩いていると、マシンガンを持ったイスラエル軍の人たちをしばしば見かけます。

これはユダヤ人とパレスチナ人の対立が起きないようにするためです。

というのも、イスラエルが建国される時の経緯が歪で、それが原因でユダヤ人とパレスチナ人はたびたび争いを起こしているんですよね。

この地域の現状を知るためには、イスラエル建国の歴史が極めて重要なので、簡単に書いておきたいと思います。

《イスラエル建国の歴史~なぜユダヤ人とパレスチナ人は対立するのか~》 

第1次世界大戦の頃、エルサレムのあたり一帯に住んでいたのはパレスチナ人でしたが、 
この地域を治めていたのはオスマントルコでした。 
その状況に目をつけたイギリスは、この地域での戦いを有利に進めるために、
戦争に勝った暁には、パレスチナ人たちにこの地域で国を建国することを認めると約束しました。

一方で、世界に離散していて、エルサレムの地に国を建国することが悲願であったユダヤ人たちにも、
同じように戦争に協力した暁には、ユダヤ人国家を建国することを認めると約束したのです。 

そして第1次世界大戦終了後から第2次世界大戦終了まで、ユダヤ人たちはエルサレムの地に大量に移住してきましたが、
それに対するパレスチナ人たちの反乱は避けられないものでした。


この複雑な事態はイギリスの手に負えなくなり、国連が出した結論は、イスラエルというユダヤ人国家の建国を認めるというものでした。 
この2重の約束をイギリスの二枚舌外交といい、これをきっかけにして今の複雑なパレスチナ問題へと発展し、
今なお、ユダヤ人とパレスチナ人の間には対立が根深く残っているのです。

このような建国の経緯もあり、対立が起きうる状況だからこそ、イスラエルでは徴兵制が導入されていて、軍の人がマシンガンを持ってエルサレムの街中をうろうろしているんです。

そしてここまでの話で、街中を軍の人たちがうろうろするほど治安が悪いのか、と心配になる方もいるかもしれませんが、むしろ逆で治安はめちゃめちゃいいんです。

実際に、マシンガンを持った軍人さんたちは、一見するといかついのですが、話しかけると気さくに返してくれますし、頼めば一緒に写真も撮ってもらうことができます。

それほどまでに、エルサレムでは平和な時が流れているのです。

実際に行ってみて感じたエルサレムの治安

昼間の建物の近くの軍服の男性

結論から言うと、エルサレムの治安はイメージとは裏腹にめちゃめちゃ良かったです。

夜に出歩いても、全くと言っていいほど身の危険を感じることもありませんでしたし、スリなどの軽犯罪にもあいませんでした。
そして、ヨーロッパ方面の人たちにとっては、エルサレムは人気の観光地になっていて、街中では観光客で賑わうほどの雰囲気です。

実際に、外務省が発表している渡航危険レベルもエルサレムはレベル1となっています。

なぜこのデリケートな地域において平和な雰囲気が保たれているのかというと、おそらく要因としては2つ挙げられると考えられます。

・各宗教にとって重要な地域なので、破壊行為はもちろんのこと、悪いことができない。
・街中にマシンガンを持った軍人がうろうろしていることが犯罪の抑止力にもなっている。

以上のような理由も相まって、エルサレムという地域での治安の良さや平和を実現しているのではないかということを感じました。

つまり、普段私たちが何気なく触れているニュース等による、イスラエル=治安が悪いというイメージは全くといっていいほど間違っており、実際に行ってみないとわからないこともあるもんだと痛感しました。

独特なエルサレムの雰囲気や治安情報のまとめ

たくさんの人々は共存しているからこそ、エルサレム旧市街には、他の地域にない独特の雰囲気が漂っています。

ここまでご紹介した通り、イメージとは裏腹に観光客もたくさん訪れ、治安もいいエルサレムですが、だからと言って気を抜いていいわけではありません。

また宗教の聖地というデリケートな地域でもあるので、訪問する際には各宗教のしきたりも少し頭に入れておくといいかもしれません。

気をつけるところは気をつけて、エルサレム観光を楽しんでくださいね!

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