インド

インドで王様の意味がある、マハラジャの格好で旅をしてみた話

こんにちは。

唐突ですがインドってどんなイメージがありますか?

「カレー、数学、IT、カオスな国、胡散臭そう」…。などなど、いろんなイメージがあるんじゃないでしょうか。

少なくとも、都会!とか、綺麗!みたいなイメージはないと思います。

そんな良くも悪くもクレイジーな国、インドをマハラジャ帽子をかぶって旅した話を今回は書いていきます。

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マハラジャってインドでどんな意味があるの?

マハラジャとはインドの地方における領主という意味で、簡単にいうと、その地方を治めている王様という意味があります。

江戸時代で言う、藩を治めていた領主みたいなイメージが一番近いですね。

現在はそんなマハラジャが地方を治めるといった制度は廃止されているものの、現在でもお金を持っていたり、その家系には地位があるみたいですね。

実際に、僕もインドに行った際に、その地に住むインド人に

インド人「ほら、みろ!あそこに見える家がマハラジャの家だ」

と紹介されましたが、いかにもお金持ちが住んでいる家って感じだったので、現在でもある程度の影響力が残ると言う話は本当みたいです。

ちなみにマハラジャのイメージにピンときていない人のために、こんな感じって言うイメージ写真を貼っておきますね!

「マハラジャ 服装 インド」の画像検索結果

これですこれです、映画とかでみたことがあるんじゃないでしょうか。

前置きが長くなりましたが、今回はこのマハラジャの帽子をかぶって、インドを旅した話です。

意味もわからず、マハラジャ帽をかぶってインドを旅していた

マハラジャ帽子との出会い

とは言っても、最初からマハラジャを意識してインドへ訪れたわけではありませんし、もともとはマハラジャ帽子をかぶって旅しようなんて微塵も思っていませんでした。

東南アジア等の国を訪れたことのある人はわかるかなぁと思うんですが、途上国の客引きって、歌舞伎町の居酒屋のキャッチの1000倍ほどしつこいんですよね。

その中でもさすがインドと言うべきか、群を抜いて客引きのうるささがすごいのがインドなんです。

よく言うと、フレンドリーで気さくに話しかけてくる、悪く言うと馴れ馴れしい、これがインド人の国民性なんですよね。

そういうわけもあって、インド旅行序盤から、お土産屋に興味があったのと、客引きのしつこさもあり、早々にお土産屋さんに行くことになりました。

そこで出会ったのがマハラジャ帽子だというわけです。

日本を訪れる外国人が着物に憧れるのと同じで、マハラジャ帽なんかを目にしてしまうと被りたくなるじゃないですか。

(いや、そんなことないやろ!って人はいないと思っています。)

というわけで、あっさりとマハラジャ帽子を購入っていうのが、出会いでした。

早速、マハラジャ帽をかぶってインドを旅した

こちらがマハラジャ帽子をかぶって旅を始めた様子です。

良くも悪くもフレンドリーなインド人の国民性とマハラジャの帽子をかぶっている日本人というのが噛み合ってしまい、どこへ行ってもその辺にいるインド人に話しかけられるようになりました。

この写真は、他のお客さんがいるにもかかわらず、見たこともない太鼓のような楽器を突然演奏させられている様子です。これも帽子が目について舞台へと連れていかれた結果です。

「いやいや!どうやって弾くねん!何の曲弾くねん!しかもギャラリーめっちゃおるやん!」

と内心ヒヤヒヤしながら、とりあえず叩きました。

まったく意味がわかりませんでしたが、なんとか耐えました。インド人はみんなやさしいみたいです。

この後も。ご飯を食べに行っても、道を歩いていても、どこに行ってもインド人に話しかけられます。これも帽子の影響でしょう。

あまりに話しかけられるので、

僕「I am Japanese マハラジャ」

なんて言いながら旅をしていました。

もちろんその時はマハラジャが王様なんて意味も知らずに言っていたので、

よく考えると、”私は日本の王様” なんて言ってるわけですからお恥ずかしい限りです。

それでも、マハラジャ帽を被っていて、全てのインド人のリアクションはポジティブでしたし、ちょっとしたやり取りのきっかけにもなりましたし、インド旅行を充実させてくれたアイテムだったなと、今でも思っています。

いやー、インドの国民性って日本と全然違うし、やかましいけど、なんとなーく憎めない愉快な感じはいいですね!

唯一の欠点

そんな旅を充実させてくれた、アイテムですが唯一の欠点ともいうべきは、かさばって場所を取るんですよね。

折りたたむことはできないので、自然と常に頭に乗せて移動することになるんですが、インドって暑いんですよね。

暑いし、お世辞にも清潔とは言えない国なので、ずーーっと帽子をかぶるのもなあっていう反面、手で持つにしてはでかいし、かさばるっていうのがちょっとばかし難点でした。

まとめ

笑顔で茶色の繊維を持っている子供たち

せっかく旅をするなら、「現地の文化を知りたい、現地に住んでいる人と話してみたい」なんて思う方も結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。

そんな時に、その国の伝統的な衣装や、有名なものを身にまとうと、親近感が湧きますし、距離もグッと近くなるでしょう。

旅を充実させる要素は、「見た景色」「食べたもの」、そして「関わった人」じゃないかな、と思うので、インドに行く際はぜひ、マハラジャの帽子をきっかけに、現地で生活するインド人と積極的に関わって、旅を充実させてみてはいかがでしょうか。