こんにちは
一眼レフカメラを持っている人の中には、「綺麗な星空が撮りたい!」なんて思っている人も結構たくさんいるんじゃないでしょうか?
ですが、星空といえばオートの設定で撮れない風景の代表格で「憧れだけど、難しそう」なんてイメージを持っている方も多いかと思います。
しかし、実は星空撮影って意外と簡単で、パターンを覚えるとすぐ撮れるようになります
そこで今回の記事では、APS-C機の一眼レフカメラで綺麗に星を撮影する方法をご紹介したいと思います。
(APS-C機って何?って思っている方が持ってるカメラは、おそらくAPS-C機です!大丈夫!)
星空撮影のコツが知りたい方はぜひ読んでくださいね!
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Contents
綺麗な星を見るための条件

上の写真は、旅行中に自分のカメラを壊してしまい、友人のカメラを借りて撮った写真なのですが、パターンを覚えると、初めて使うカメラでも簡単に撮れちゃいます。
とはいえ、まずはちゃんと星が見えるところに行かないといけないので、綺麗に星が見える条件を簡単にご紹介しておきます。
綺麗な星空を撮影するために① 夏よりも冬を狙え!
夏でも星は見えるんですが、冬の方がより星は綺麗に見えます。
これは、冬の方が乾燥していることと、太陽が昇っている時間が短いため、残照が少なくなるという理由からです。
綺麗な星空を撮影するために② 街の明かりが少ないところへ!
これは当たり前ですが、都会に行けばいくほど星は見えませんし、田舎に行くと星が綺麗なのは街の明かりの量の違いです。
海や山などに行くと、街の明かりの影響を減らすことができるので、綺麗な星空を見ることができます。
綺麗な星空を撮影するために③ 新月の日を狙え!
意外なことに街の明かりと同じように、月の明かりでも星は見えづらくなります。
なので満月の日は避けて、月の明かりの影響を受けない新月の日を狙いましょう。
綺麗な星空を撮影するために④ 真夜中の時間帯がいい!
これは残照の影響を受けにくくするためです。
太陽が沈んでから時間が経っている真夜中に星は綺麗に見ることができます。
星空撮影に最適なレンズはどれか
星空を綺麗に撮影するために、以下2点を満たしているレンズが最適です。
超広角であること
明るいレンズであること
それではこれについて説明していきます。
超広角レンズ
超広角レンズとは人間の視野よりもさらに広い範囲を写すことができるレンズです。
なぜこの超広角レンズが必要かというと、長時間露光(シャッタースピードが15秒〜30秒程度)が必要な星空撮影で、露光している間に被写体である星はちょっとずつ動くので、広角レンズでないと星空がブレて写ってしまうのです。
また星空を広い範囲で撮影することができるのもメリットです。
明るいレンズ
明るいレンズとは絞り(F値)をできる限り低くまで下げることのできるレンズをいいます。
暗い夜空の中で星空の光を目一杯集めるために、できるだけ光を取り込む必要があるのです。
そのため、できるだけF値を下げることができる明るいレンズを準備しましょう。
この辺りのレンズが該当します。
とはいえ、標準レンズでも撮影できないことはないので、お手持ちのレンズで、次にご紹介するカメラの設定方法で試してみてください。
星空を綺麗に撮影する方法
続いてカメラ側の設定について書いていきます。
シャッタースピード 20秒以上 F値 できる限り低く ISO感度 1600以下に設定 ピント マニュアルで星にピントを合わせよう セルフタイマー 3秒に設定
こんな感じの設定で撮ってみましょう。
結論を言うと、上記の設定で、自分が撮りたい方向に向けてシャッターを切ると綺麗な星空を撮ることができます。
簡単に解説すると、シャッタースピードが遅いことと、F値をできる限り低くすることで、星の光を集めることができます。
ISO感度は高くしすぎると、APS-C機のカメラの場合、撮影した写真にノイズが入ってしまうので、上げすぎないようにするといいと思います。
ピントは真っ暗な中のわずかな光である星にはオートでは合わすことができないので、マニュアルで自分で合わせましょう。
セルフタイマーを使う理由としては、シャッターを切るボタンを押すときの揺れで写真がブレてしまうことがあるので、シャッターボタンを押してから時差をつけるために僕はよく使っています。
こんな感じで、最も明るく星が出ているところを狙ってシャッターを切りましょう。
シャッター速度を遅くしている分、三脚を使うなどして、ブレないようにカメラを固定して撮影しましょう。
星空を撮影しに行こう
いかがだったでしょう?
もちろんプロのカメラマンは高感度に強い、良いカメラを使ってすごく綺麗な写真を撮っています。
ですが、僕たちが持っているカメラでも星空は結構綺麗に撮れちゃうんです。
星空が綺麗に見える条件に合わせて、綺麗な夜空を撮りに行ってみてはどうでしょう!
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