インド

【インドの詐欺】こうして僕はデリーで騙された

こんにちは。

インド旅行といえば、「騙された〜」なんて声もよく聞くのではないでしょうか。

実際に地球の歩き方などのガイドブックにも、インドの詐欺のお話が数ページにわたって書かれていますし、Googleで「インド 詐欺」と検索すると、わんさかとページが出てくるほどです。

にも関わらず、僕もインドの玄関口、デリーでまんまと騙されてしまったので、そのお話について書きたいと思います。

インドの詐欺の手口 こうしてデリーで騙された

デリーの空港に深夜に到着

空港出発画面モニター

デリーに夜中に到着のフライトだったので、朝まで空港のWi-Fiでインドについて調べながら時間をつぶそうと思っていました。

しかしどれだけ頑張っても空港のWi-Fiが繋がらないのです。

その日の宿の予約も、交通手段だいたいの物価感詐欺の手口も、すべてデリーの空港で朝までの間に調べようと思っていたので、つまりは何も知らない状態でデリーの街まで出ることになったというわけです。

インドに実際に訪れるまで空港でWi-Fiが繋がらないなんて想像もしてなかったので、旅慣れしていない方はイモトのWiFiを借りていくことが無用なトラブルを避けるための方法でもあると思いました。

詐欺が多発するデリーの中心部へ

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どう頑張ってもインターネットに接続できなかったので、中心部へのアクセス方法は空港のインフォメーションで聞き、朝の7時ごろにデリーの中心に到着しました。

朝早くにも関わらず、ニューデリーの駅前に到着すると、オートリキシャー(インド版トゥクトゥクのようなもの)の運転手や、よくわからないインド人が「DTTDCに連れて行く、乗れ」と、どんどんと声をかけてきます。

とにかく何も情報がなくて困ったのですが、デリーにはマクドナルドがあることがわかったので、そこならWi-Fiが飛んでるのではないかと思い、オートリキシャーの運転手にはマクドナルドに向かいたい意思表示をしました。

しかし運転手は

「向こう側は今閉鎖されていて、向かうことができないんだ。」

と言ってくるのです。

さすがに嘘だろうと思い、道行く人みんなに聞いたものの、みな同じように「今閉鎖されていて、いけないよ。」と言ってきます。

あまりにみんなが口を揃えて同じことを言うので、ほんとにマクドナルドの方へは行けないのだろうと思ってしまったわけです。

とにかく一向に何も進まないので、オートリキシャーの運転手の誘いに乗って、DTTDCという現地の旅行会社に行ってみることにしました。

詐欺が頻発する偽DTTDCへ

ドライバーに言われるがままにDTTDCと呼ばれる旅行会社に到着しました。

あとで調べてみてわかったのですが、DTTDCというのはデリー観光開発公団のことで、正規の店舗に行くときちんとした価格でツアーの申し込みができるようですが、悪徳ツアーを販売する偽のDTTDCがデリー市内にはたくさんあるようです。

そこでは6泊分のホテルと、5本の長距離鉄道の予約、2日のタクシーチャーターで約60000円だと言われました。

情報がほとんどない僕たちでしたが、これはどう考えても高いと思ったので、ひとまず購入することをやめて再びインターネットが接続できる環境を探して歩くことにしました。

今回僕たちは複数人で行動していたこともあり、偽のDTTDCの提示する料金を普通に断ることができましたが、場合によってはこのタイミングで脅されてお金を取られるなんていう犯罪も発生しているようなので、むやみやたらについていかない方が得策です。

そして、高額なツアーを提示してきた偽のDTTDCを出て少し歩いていると、あまり人通りの多くない道路で、一般人っぽいインド人のおじいちゃんに

安い旅行会社知ってるぞ、行くか?

と、話しかけられました。

とにかく行く当てもなかったということや、その日の宿すら予約できていないこと、そして見るからに客引きっぽい様子はなかったこともあり、安い旅行会社とやらに連れて行ってもらうことにしました。

インド人のおじいちゃんに連れられ、2件目の旅行会社へ

2件目の旅行会社では、日本人の姿もちらほらと目に入ったこともあり、ここはきちんとした旅行会社に違いないという思いと、朝からバックパックを背負ったままで疲れてきたことで、そろそろ今日の宿ぐらいは取りたいという思いがありました。

そして、1件目の旅行会社と同じ条件のホテル6泊、5本の長距離鉄道の予約、2日のタクシーのチャーターでいくらか聞いてみたところ、約35000円というではありませんか。

1件目で提示された金額と比較しても半額近いこともあり、これを予約しちゃって快適に旅をしようと思ってしまったわけです。

一緒に行っていた友人と相談したところ、みんなが「もう相場もわからないし、これでいいんじゃない」ということだったので、この旅行会社で予約することにしました。

結局、デリーで騙されたのかどうか

結局このツアーは安いのか高いのか、ということを後に調べてみました。

すると、大体の計算ですが個人で手配した場合、15000〜18000円程度で抑えられるのではないかということがわかりました。

60000円はさすがに高いと気がつき回避できたものの、やはり事前の物価感を把握できていなかったがために、ぼったくられてしまったわけです。

今回幸運なことに、怖い人に脅されることもありませんでしたので、少し無駄な出費がかさんでしまっただけで済みましたが、そういったリスクを負わないためにもきちんと下調べをしておくことは必要だと感じました。

インドで詐欺に遭わないための対策は?

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1.きちんと準備をしておく。

きちんと情報を収集していたり、宿泊先を予約していれば、ここまでいきあたりばったりにはならなかったでしょう。

「どういう詐欺が頻発しているのか」、「どこに行けば目的を果たせるのか」、「大体の物価感はいくらくらいなのか」等の情報があれば回避できることはたくさんあります。

2.知らない人の言うことは疑う

結構な割合のインド人が嘘をついてきます。まずは知らない人について行くべからず。そして知らない人が言っていることを簡単に信じるのはやめましょう。特にタクシーやオートリキシャーの運転手は要注意です。

3.意思表示をはっきりとする

遠慮してどっちつかずの態度をとっていると、どんどん攻め込まれます。Noなら「No!」とはっきり言うことが大切です。

まとめ:インドで詐欺に遭わないために

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とにかくインドの詐欺の代表的な手口の終着点としては、旅行会社に連れて行かれることです。

旅行会社で怖い人が出てきたり、無知に付け込んだりすることで、高額ツアーを購入させられるということです。

その入り口として、ドライバーに「DTTDCに連れて行ってあげる」と言われることもあれば、駅の外国人専用の鉄道チケット購入窓口に向かう途中で「窓口は開いてないよ」と言われ、旅行会社に連れて行かれるパターンもあります。

とにかく旅行会社に連れて行かれそうになったら、これは詐欺なのかもしれないと疑ってみてください。

詐欺に合わないか心配な方は、イモトのWiFiなどで常にインターネットに接続できる環境にしておくことも対策の1つになるでしょう。

インド旅行をお考えの方は、詐欺には十分に気をつけて、楽しい旅を送ってくださいね〜!

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