こんにちは。
東京から新幹線で1時間、手軽に行ける観光地として有名な熱海。
そんな熱海にある海の見える美術館「MOA美術館」をご存知でしょうか。
この美術館は展示品もさることながら、この美術館から眺める景色も絶景で熱海に訪れる際は、絶対に外せないスポットです。
そこで今回はそんなMOA美術館の魅力やアクセス、料金などをまるっとご紹介します。
これから熱海に旅行予定の方や東京から気軽に訪れる場所を探している方はぜひ読んでみてください。
Contents
熱海の海の見える美術館「MOA美術館」とは
MOA美術館は岡田茂吉氏が1956年に熱海美術館として開館した美術館で、2017年に現在のMOA美術館としてリニューアルされました。
日本美術を中心に東洋美術の各分野の作品が約3500点展示されており、熱海を代表する美術館となっています。
また、相模湾を眺めることのできる高台に位置しており、展示品だけでなく美術館から眺める景色も必見でたくさんの観光客で賑わいます。
MOA美術館の魅力
①展示されている作品
MOA美術館の展示品は創業者である岡田茂吉氏のコレクションをベースに国宝3点、重要文化財67点が展示されています。(2020年2月現在)
中には学生の時に教科書に載っていたようなものもあり、展示されている作品の中で最も有名なものは、尾形光琳の「紅白梅図屏風」でしょう。
尾形光琳は琳派を発展させた人物として有名で、同じ琳派として有名なものとしては俵屋宗達の風神雷神図でしょう。
そんな琳派の作品や野々村仁清の作品など、MOA美術館には歴史的にも貴重とされる作品が多数展示されているのです。
また余談ではありますが、こうした貴重な作品が展示されているにもかかわらず、大多数の作品は写真撮影も可能となっています。
②ロケーションを生かした絶景やモダンな建築美
MOA美術館の3階ロビーからは相模湾を見渡す絶景を見ることができます。広々とした大きな窓から眺める広い空と海は1つの作品のようで、絶対に見ておきたい絶景です。
写真のような人がいない状態を撮影したい場合だと、比較的人が少ない午前中のうちに訪れることをおすすめします。
また、2017年にリニューアルされたとあって、モダンな建築美もMOA美術館の魅力の1つです。
本館に向かうエスカレータはSFの世界のようで、本館へと向かう観光客を早速ワクワクさせてくれます。
例えるならばストックホルムの地下鉄の駅のような雰囲気です。
長いエスカレーターを上り終わると、ドーム状の天井に色鮮やかなプロジェクトマッピングが施されています。
時間によって色合いが変化していくので、一生見ていることができます。
(しばらく見ていることができます。)
美術館に来てエスカレーターで写真を撮るというのは、なんだか異様な光景ではありますが、訪れる観光客はみんなこのホールで写真を撮っていました。
このように美術品だけでなく、ロケーションやモダンな建築美といった空間的な展示もMOA美術館に観光客を惹きつける魅力の1つとなっています。
③美しい日本庭園と尾形光琳の屋敷
MOA美術館には日本庭園「茶の庭」があり、なんとここは無料で入園することができます。手入れの行き届いた美しい庭園で、秋になると色鮮やかな紅葉も見ることができるのです。
また、庭園内には国宝「紅白梅図屏風」を描いた尾形光琳の屋敷や江戸時代の建築物「片桐門」など、見どころ満載です。
甘味処やお蕎麦といった和の食事もこの庭園にて楽しむことができ、この庭園もMOA美術館を訪れる上では外せないスポットです。
④伝統的な能楽堂と定期的なイベント開催
日本の伝統的な芸術作品を多く展示するだけあって、MOA美術館には優れた伝統芸能を紹介する目的で設置された能楽堂があります。
能の公演や能楽の体験教室、クラシックコンサートなどが年間を通してこの能楽堂で開催されており、特に日本の伝統文化である能楽を身近に体験できるイベントは幅広い年齢層に大人気です。
イベントスケジュールは公式サイトにて掲載されているので、気になるものがあれば、早めの予約が必要です。
⑤併設されたカフェが素敵
美術館内に併設されているカフェやレストランもMOA美術館を紹介する上で欠かせません。The cafeでは丁寧に焙煎されたオーガニックなコーヒーや焼きたてのパンをいただくことができます。
しかもこうした美味しいコーヒーやパンをオーシャンビューの絶景の目の前でいただけるので、これはもうたまりません。
歩き疲れた時のひとやすみとして絶対に立ち寄って欲しいエリアです。
営業時間 9:30-16:30(16:00 ラストオーダー)
定休日 木曜日・展示替日、年末年始、その他MOA美術館カレンダーに依る
エリア 1Fロビー
MOA美術館のアクセスや入館料金は?
MOA美術館のアクセス
MOA美術館は路線バスか車にて訪れることが可能で、アクセスはそれぞれ下記となります。
◯路線バスで訪れる場合
JR熱海駅のバスターミナル8番乗り場よりMOA美術館行きに乗車
終点「MOA美術館」下車すぐ到着します。
◯車で訪れる場合
無料の駐車場が9:00-17:00の間利用可能です。
駐車場の入口は3階入り口手前。
MOA美術館の入館料金
一般 | 1,600円 (1,300円) |
高大生 | 1,000円 (700円) |
中学生以下 | 無料 |
シニア割引 | 1,400円 |
障害者割引 | 800円 |
※()内は団体料金
MOA美術館の入館料金は上記の表の通りとなっています。
ただし、ちょっとでもお得にチケットを購入したいという方はぜひオンラインサイトでチケットを購入することをおすすめします。
オンラインサイトから購入すると、一般と高大生のチケット価格が200円お得となりますし、入場の際にスムーズになります。
当日でも上記サイトから購入可能ですので、ぜひちょっとでもお得にMOA美術館に訪れましょう。
熱海観光の際は、MOA美術館まで足を伸ばそう
展示されている作品はもちろんのこと、そのロケーションを生かした絶景やモダンな建築美など、MOA美術館は見所満載な美術館です。
美術作品に興味がない人でも楽しめるといっても過言ではないほどです。
熱海観光の際には絶対に外せないスポットの1つですので、ぜひ訪れてみてください。
熱海関連の記事は下記もどうぞ