温泉・サウナ

若い世代にも支持される高円寺の銭湯「小杉湯」の魅力

小杉湯はJR中央線の高円寺駅から歩くこと5分ほど、賑わいのある通りから少し外れた路地裏にある銭湯です。

歴史を感じさせる店構えとは裏腹に、イベントを開催したり、SNSを積極的に活用したり、オリジナルのグッズを展開していたりと、「先進的な銭湯」として注目を集めており、若い世代のお客さんにも支持されている銭湯です。

そんな注目の銭湯「小杉湯」の魅力について、今回の記事ではご紹介したいと思います。ぜひ読んでみてくださいね!

多くの人で賑わう高円寺の銭湯「小杉湯」の魅力

手ぶらでいつでも訪れることができる

入浴料が一律460円の銭湯にとって、シャンプーや石鹸、タオルなどのアメニティの備え付けはなく、利用する場合は入浴料とは別途で費用がかかることがほとんどです。

しかし、小杉湯の場合は、シャンプーやリンス、ボディソープ、洗顔といった浴室内のアメニティから、化粧水や美容液といったお風呂上がりのアメニティ、そしてフェイスタオルまですべて無料で利用することが可能です。

無料のアメニティの充実のおかげで、ふと思いついた時に手ぶらで気軽に訪れられるのは、小杉湯の魅力の1つでしょう。また、こうした取り組みによって「小杉湯」は人々の生活により身近なものとなっているのでしょう。


それぞれのアメニティへのこだわりは、上記のツイート内でもご紹介されていましたので、ぜひチェックしてみてください。

こだわりの湯船と温冷交代浴

一般的な銭湯の湯船というと、ジェットバスと白湯、そして水風呂というラインナップのところがほとんどです。

しかし、小杉湯の場合は、名物の「ミルク風呂」に加えて、日替わりのお風呂やジェットバス、そして水風呂と湯船のラインナップがスーパー銭湯ばりに豊富なのも特徴の1つです。

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

小杉湯 / Kosugiyu(@kosugiyu_sento)がシェアした投稿

また、小杉湯は温冷交代浴の聖地としても知られています。これは水質や水温へのこだわりが半端ないことや、温冷交代浴を積極的に推進しているからです。

小杉湯では「自然回帰水」という水を使用しており、専用の装置でより自然に近い水を作り出しているのです。そのため実際に入浴してみると、体あたりがまろやかで本物の温泉に入っているかのような感覚になります。

実際に「すべすべして肌がきれいになる」「ポカポカして湯冷めしない」「疲れがとれて、心身ともリラックスできる」と、評判なんだそうです。

また、こだわりは水質だけではありません。小杉湯では温冷交代浴に適した各湯船の水温にもこだわっています。ぬるめのミルク風呂、一般的な温度のジェットバス、熱めの日替わり風呂、そしてキンキンに冷えた水風呂と、水温が段階に分かれてに設定されており、利用者の好みに合わせて温冷交代浴を行うことが可能なのです。

実際に僕も訪れて交代浴をしてみましたが、自然回帰水と最適な水温設定のおかげか、サウナばりにととのうことができました。まさに温冷交代浴の聖地でした。

広々とした待合スペース

小杉湯では、お風呂上がりに休憩するスペースも充実しています。サインや何かの作品?も飾られており、一見するとカフェのようなスペースになっています。

待合スペースの売店

もちろんお風呂上がりの定番のビールやコーヒー牛乳、アイスもここで購入することができます。

小杉湯オリジナルグッズ

また、よく見てみると小杉湯のオリジナルグッズの販売もされていました。さすが先進的な銭湯というだけあり、ファンが多いのも頷けます。

各種グッズはTシャツやトートバックなどのラインナップでした。

待合スペースの漫画

さらに驚くべきことに多くの漫画も取り揃えられています。そのため一緒に訪れる相手が長風呂の場合でも、退屈せずにここで余裕で過ごすことができます。

※残念ながら、現在は新型コロナウイルス感染防止のため、漫画の利用はできなくなっています。

このように普通の銭湯では考えられないほどの待合室の充実も、みんなに愛される小杉湯の魅力の1つでしょう。

複合施設の「小杉湯となり」

 

この投稿をInstagramで見る

 

小杉湯となり(@kosugiyu_tonari)がシェアした投稿

「小杉湯となり」は、その名の通り小杉湯のすぐ隣にある3F建ての施設です。1Fは食堂やキッチン、2Fは電源やコンセント、Wi-Fiを完備したコワーキングスペース、3Fは予約制で利用可能な6畳のベランダ付きの個室という構成となっています。

月額会員になると、この「小杉湯となり」がいつでも使い放題で、ご飯もお仕事もお風呂も、すべて小杉湯で一貫して行うことが可能となり、「いつでも帰れる、もう1つの家」というコンセプトからも「セカンドハウス」のようなイメージの施設と言えるでしょう。

働き方やライフスタイルが多様化する現代において、「リモートワークの環境が欲しい」や「土日に集中できる作業場所を探している」、「日々の疲れを癒してゆっくりしたい」など、多くの人の拠り所として、自宅だけでは手に入らない豊かな暮らしができる、まちに開かれた暖かな場所です。

こうした人々のライフスタイルに寄り添った取り組みも小杉湯ならではの魅力の1つです。

新しい取り組みの数々

 

この投稿をInstagramで見る

 

小杉湯 / Kosugiyu(@kosugiyu_sento)がシェアした投稿

年配の世代のお客さんが多いイメージの銭湯において、小杉湯が若い世代へと知られるきっかけとなっているのが、新しい取り組みの数々です。

具体的には、テントサウナやフィンランドグルメが楽しめるイベント「小杉湯×フィンランド」の夏至祭の開催や、ファッションブランドの「URBAN RESEARCH(アーバンリサーチ)」とのコラボなどです。

アーバンリサーチ】高円寺の銭湯「小杉湯」とコラボレーションした ...小杉湯×URBAN RESEARCH

このように次々と展開する新しい取り組みによって、これまで「銭湯」に馴染みの薄かった若い世代が「小杉湯」を知り、そしてファンになっていくのでしょう。

次にどんな取り組みをしてくるのか、小杉湯から目が離せません。

まとめ

小杉湯が若い世代に支持される理由は大きく分けて2つでしょう。

1つ目は清潔感や設備の充実など「銭湯」としての基本レベルの高さです。先進的な取り組みで見逃されがちですが、個人的には今まで訪れた銭湯の中でも、最も設備やサービスが良い銭湯でした。

それに加えて、イベントの開催や地域コミュニティ施設の運営など、先進的な取り組みが話題を呼び、こうして多くの人が集まる人気の銭湯としての地位が確立されているのです。

高円寺の小杉湯、とっても魅力的な銭湯でしたので、ぜひ一度足を運んでみてくださいね!